【手遊び歌】0・1・2歳児が絶対泣き止む!保育現場で大活躍の鉄板手遊び5選
保育園での一日の中で、子どもたちが急に泣き出してしまったり、なかなか活動の切り替えができなくて困ったりすることは日常茶飯事ですよね。特に0・1・2歳児の乳児クラスでは、「言葉で説明して納得してもらう」ということがまだ難しいため、保育士さんはあの手この手で気を引こうと奮闘していることでしょう。
そんな時に魔法のような力を発揮するのが「手遊び歌」です。保育士さんの優しい歌声とリズミカルな手の動きは、泣いている子どもの注意をパッと惹きつけ、あっという間に笑顔にしてくれます。この記事では、現場で実際に「これは使える!」と実証済みの、乳児クラス向けの鉄板手遊び歌を厳選して5つご紹介します。明日からの保育の引き出しとして、ぜひ覚えて活用してください!
乳児クラスにおける手遊び歌の絶大な効果
なぜ手遊び歌は、泣いている子どもをピタッと泣き止ませることができるのでしょうか。単なる「遊び」以上の、乳児の発達に寄り添った重要な役割と効果が隠されています。まずはその理由から紐解いていきましょう。
視覚と聴覚を同時に刺激して注意を惹きつける
0〜2歳児は、まだ視野が狭く、目の前で動くものや、リズミカルな音に対して非常に強く反応する時期です。手遊び歌は、保育士さんの豊かな表情やダイナミックな手の動き(視覚)と、心地よい歌声(聴覚)を同時に提供できるため、パニックになって泣いている子どもの意識を、「泣くこと」から「先生の手」へと一瞬で切り替えることができます。
「あ、何か面白いことが始まったぞ?」と子どもが気づき、涙を溜めたままじーっと保育士の手を見つめる瞬間は、まさに手遊び歌の魔法がかかった瞬間です。【冬の保育】乳児クラス(0〜2歳児)で盛り上がる手遊び歌5選!の記事でも紹介されているように、季節に合わせた音を取り入れることで、さらに強い関心を引くことができます。
保育士との愛着関係を深めるスキンシップツール
手遊び歌の中には、「一本橋こちょこちょ」のように、子どもと直接触れ合いながら楽しむものもたくさんあります。保育士さんの温かい手で優しく触れられ、くすぐり合って笑い合う時間は、子どもにとって何よりの安心感を与えてくれます。
このスキンシップを通して、「先生と一緒にいると楽しい」「先生は安心できる人だ」という愛着関係(アタッチメント)がしっかりと形成されていきます。愛着関係の土台がしっかりとできていると、子どもは情緒が安定し、少々のことではぐずらなくなっていきます。手遊び歌は、子どもとの信頼の絆を深めるための強力なコミュニケーションツールなのです。
0歳児におすすめ!視線を釘付けにする手遊び
0歳児は、まだ自分で手を動かして真似をすることは難しいですが、じっと見て楽しんだり、体を触ってもらって喜んだりする時期です。動きがシンプルで、テンポがゆったりとしたものを選びましょう。
定番中の定番「とんとんとんとんひげじいさん」
手遊び歌の王道「とんとんとんとんひげじいさん」は、0歳児クラスでも絶対に外せない鉄板曲です。「とんとんとん」という一定のリズムが心地よく、両手をグーにして顔の周りで動かすシンプルな動作は、月齢の低い赤ちゃんでも目で追いやすいため、すぐに注目してくれます。
「ひげじいさん」でヒゲを作り、「こぶじいさん」でほっぺを膨らませるなど、表情豊かに演じることが泣き止ませるコツです。慣れてきたら、最後の「手はおひざ」のところで、子どもの膝を優しくトントンと触ってあげると、とても喜んで笑顔を見せてくれます。おむつ替えでぐずった時などにも非常に有効です。
全身で楽しむスキンシップ「きゅうりができた」
「きゅうりができた」は、子どもを寝転がらせて、全身を撫でたり軽くさすったりしながら楽しむ、ふれあい遊びの代表格です。「塩振ってぱっぱっぱっ」と優しく体をトントンしたり、「板ずりきゅっきゅっきゅっ」と体を転がしたりと、歌に合わせて全身に心地よい刺激を与えていきます。
0歳児は、大好きな保育士さんに体を触ってもらうことで絶大な安心感を得るため、泣き叫んでいた赤ちゃんも次第にリラックスして、最後には「キャッキャ」と笑い声を上げるようになります。お昼寝の前のリラックスタイムや、気分転換が必要な時にぜひ試してみてください。
1歳児におすすめ!真似っこが楽しい手遊び
1歳児になると、少しずつ言葉を理解し始め、保育士さんの真似をして手を動かすことが楽しくなってくる時期です。少し動きのあるものや、「ばあっ!」と驚きのあるものを取り入れると盛り上がります。
隠れた動物が飛び出す「パン屋に5つのメロンパン」
「パン屋に5つのメロンパン」は、指で数字を表しながら進んでいく手遊びです。「パンパンパン」と手拍子をするリズムが軽快で、1歳児の子どもたちも思わず一緒に手を叩いてノリノリになってくれます。
子どもが泣いている時は、少し大げさに「あ!メロンパンがなくなっちゃった!」と驚いた表情をしたり、「モグモグモグ…おいしいね!」と食べる真似をしたりと、演技力を発揮するのがポイントです。「次は何が出てくるのかな?」という期待感が、子どもを泣き止ませる大きな力になります。【準備ゼロ】1歳児が夢中になる簡単室内遊びアイデア10選!のような室内遊びの導入としても非常に優秀な手遊びです。
「いないいないばあ」の進化系「だるまさん」
「だるまさん だるまさん にらめっこしましょ」で始まるこの手遊びは、1歳児が大好きな「いないいないばあ」の要素が詰まっています。「あっぷっぷ!」の掛け声に合わせて、保育士さんが全力の変顔を披露すれば、泣いていた子どもも思わず吹き出してしまうこと間違いなしです。
1歳児は、相手の表情の変化にとても敏感です。「先生、変なお顔してる!」と面白がることで、不機嫌だった気持ちはどこかへ飛んでいってしまいます。子どもたちと一緒に「あっぷっぷ」で面白い顔を見せ合いっこして、笑顔の連鎖を作り出しましょう。
2歳児におすすめ!想像力が膨らむ手遊び
2歳児になると、言葉の数が爆発的に増え、想像力も豊かになります。ストーリー性のあるものや、指先を細かく使う少し難易度の高い手遊びにも挑戦できるようになります。
リズムと動きがやみつきになる「キャベツの中から」
「キャベツの中から」は、親指から小指まで順番に「あおむし」に見立てて出していく手遊びです。「ニョキニョキ」というリズミカルな言葉と、指を一本ずつ立てていく動作が2歳児の好奇心を強く刺激します。
「お父さんあおむし」「お母さんあおむし」と家族が登場するストーリー仕立てになっているため、想像力を膨らませながら楽しむことができます。最後は「ちょうちょになりました!」と両手を広げてパタパタと飛ばす動作があり、ダイナミックな動きに子どもたちも大喜びします。お散歩に行く前の「お集まり」の時など、気持ちを切り替えさせたい時に効果抜群です。
ペースを変化させて楽しむ「グーチョキパーでなにつくろう」
誰もが知っている「グーチョキパーでなにつくろう」ですが、実は2歳児の気を惹くためのアレンジの幅が非常に広い万能な手遊びです。右手と左手で作った形を組み合わせて、「カタツムリ」や「ヘリコプター」など様々なものに変身させます。
泣いている子どもを惹きつけるコツは、「歌うスピードを極端に変える」ことです。最初はゆっくりと歌い、次は猛スピードで「グーチョキパーで!」と歌いながら素早く形を作るなど、緩急をつけることで、子どもは「次はどうなるの?」と釘付けになります。「先生、次は〇〇作って!」とリクエストが飛び出すようになれば大成功です。
【まとめ】手遊び歌は保育士の最強の武器
今回は、0・1・2歳児の乳児クラスで大活躍する、絶対に泣き止む鉄板の手遊び歌を5つご紹介しました。手遊び歌は、道具を一切使わずに、いつでもどこでも子どもの心を惹きつけられる「保育士の最強の武器」です。
最初から完璧にできなくても大丈夫です。大切なのは、保育士自身が「楽しい!」という気持ちを持って、表情豊かに演じることです。その温かいエネルギーは、必ず子どもたちに伝わり、安心感と笑顔をもたらしてくれます。
- 歌うテンポや声の大きさに緩急(メリハリ)をつける
- 少し大げさなくらい豊かな表情(笑顔・変顔)で演じる
- 子どもの目線に合わせ、アイコンタクトを取りながら行う
明日からの保育現場で、ぜひ今回ご紹介した手遊び歌を実践してみてくださいね。子どもたちのキラキラした笑顔にたくさん出会えるはずです!