【保育士の人間関係】職場の派閥争いに疲れた!巻き込まれない防衛術
「園長派と主任派がいつも対立していて、休憩室の空気がピリピリしている」
「『あなたはどっちの味方なの?』と迫られて、どちらにもいい顔ができずに胃が痛い」
女性の多い閉鎖的な空間である保育園では、特定のベテラン保育士を中心に「派閥」が形成されてしまうことがよくあります。
仕事のやり方や方針を巡る対立から、単なる好き嫌いによるグループ分けまで、派閥争いの内容は様々ですが、一番の被害者になるのは、その板挟みになってしまう若手や中堅の先生たちです。
この記事では、面倒な派閥争いに巻き込まれず、自分の心と立場を守りながら平和にやり過ごすための「賢い防衛術」をご紹介します。
派閥争いの恐ろしさと「中立」の重要性
「あの先輩にお世話になっているから」「怖いから逆らえない」という理由で、安易にどちらか一方の派閥に属してしまう先生がいますが、これは最も危険な選択です。
属した瞬間に「敵」ができる
A派閥に属した瞬間、あなたは自動的にB派閥の先生たちから「敵」として認識されます。
昨日まで優しくしてくれていたB派閥の先生から急に無視されたり、仕事の連絡を回してもらえなくなったりと、理不尽な嫌がらせのターゲットになる可能性が高くなります。さらに、もしA派閥のトップの先生が異動や退職でいなくなった場合、あなたは後ろ盾を失い、さらに孤立無援の悲惨な状況に追い込まれます。
派閥争いが激しい職場で一番安全なのは、「どちらの派閥にも属さない、完全な中立の立場」を貫くことです。最初は「付き合いが悪い」と思われるかもしれませんが、一度「あの人はどっちの味方でもない」というポジションを確立できれば、どちらからも攻撃されにくい安全地帯を手に入れることができます。
「スイス(永世中立国)ポジション」の作り方
では、どうすれば中立のポジションを作れるのでしょうか。
その最大のコツは、「私は仕事にしか興味がありません(人間関係には鈍感です)」というキャラクターを演じることです。
「ねえ、昨日のA先生のやり方、ひどいと思わない?」と同意を求められた時、「え?すみません、私、自分のクラスのことでいっぱいいっぱいで、全然気づきませんでした!」と明るく天然を装ってかわします。
「この子に話を振っても、何も分かっていないし、共感してくれないからつまらないな」と両方の派閥から思われることが、最高の防衛策になります。
「情報」を遮断し、物理的な距離を取る
派閥争いに巻き込まれないためには、情報(悪口や噂話)が集まる場所に極力近づかない工夫が必要です。
休憩室は「嵐の目」。長居は無用
派閥争いの火種が一番燻っているのが、先生たちが集まる「休憩室」です。
A派閥の先生たちが集まってB派閥の悪口で盛り上がっている空間にいると、ただ黙って座っているだけでも「A派閥の仲間」とみなされる危険性があります。
休憩時間は、お弁当をサッと食べたら「すみません、製作の準備が残っているので戻ります」とすぐにクラスに戻るか、外に散歩に出るなどして、休憩室に滞在する時間を極限まで減らしてください。物理的な距離を取ることで、不要なトラブルに巻き込まれるリスクは激減します。
「口の堅い人」になる
もし、どうしても逃げられずにどちらかの派閥の愚痴を聞いてしまった場合、その内容を「絶対に他の人に漏らさない(他の先生と共有しない)」ことを徹底してください。
「A先生があなたのこと、こんな風に言ってましたよ」という善意のチクリは、派閥争いを激化させる最悪のガソリンになります。
聞いた話は自分の心の中のゴミ箱に捨て、誰にも言わない。この「口の堅さ」こそが、ギスギスした職場で自分の身を守るための最強の鎧になります。
子どもに実害が出たら「逃げる」サイン
派閥争いが激しくても、先生たちが「大人の対応」をしており、子どもたちの前では笑顔で協力し合えているのであれば、まだその園で頑張る余地はあるかもしれません。
プロ意識のない職場からは去るべき
しかし、派閥争いが原因で「ペアの先生が無視し合っていて、クラスの保育が回っていない」「行事の準備で協力できず、子どもたちに我慢を強いている」というように、明らかに「子どもに実害(悪影響)」が出ている場合は話が別です。
それはもはや「人間関係の悩み」ではなく、園という組織の「保育の質の崩壊」です。
子どものためではなく、自分たちのプライドや好き嫌いを優先するようなプロ意識のない先輩たちの下で働いていても、あなたが学ぶべきものは何もありません。
「ここでは私が目指す保育はできない」と見切りをつけ、派閥など存在しない風通しの良いホワイト園へ転職する準備を静かに進めることを強くお勧めします。
まとめ
派閥争いに巻き込まれないための毎日の気遣いは、本当に神経をすり減らしますよね。
でも、あなたは「誰かの派閥に入るため」に保育士になったのではなく、「子どもたちを笑顔にするため」に保育士になったはずです。
大人のくだらない争いからは少し距離を置き、「私は目の前の子どもたちのために全力を尽くす」という自分自身のブレない軸を、どうか大切に守り抜いてくださいね。